MALICE MIZER / Moi dix MoisのギタリストManaにより1999年に設立されたブランドMoi-même-Moitiéの20周年を記念して開設するオンラインサロンのスペシャルコンテンツ『Mana様×著名ゲストによる緊急対談』。久々の対談相手は、Mana様とお話するのは数十年ぶりだという、Knueklid Romanceの小笠原健一さん。MALICE MIZER結成以前、Mana&Köziとともに摩天楼というバンドを組んでいたメンバー同士ということもあり、思い出話から近況報告まで約2時間におよぶ特大トークが実現。貴重なエピソード続出のディープな対談を、前編・後編の2回特集でお届けします。(文・構成/本田水奈子)
 
――お二人は長いお付き合いだそうですが。今日はどれくらいぶりの再会なんですか?
 
小笠原:本当に久しぶりですよね。たまたまKamiのお墓参りで偶然ばったり会ったのも、あれももうだいぶ前ですし。
 Mana :まともにこうして会うのは20年~30年ぶりだと思うよ?
小笠原:たぶん、そうですね。ちゃんと会った最後ってお互いのバンドがメジャーに行くちょい前くらいのタイミングで、Knueklid RomanceとMALICE MIZERがイベントで一緒になったみたいな。
 Mana :そうだったっけ?
小笠原:地方のイベントで。
 Mana :あ、ひょっとして新潟?
小笠原:そう! KAMIJOがまだMALICE MIZERのローディーやってた頃!
 Mana :あぁ~。そっちのバンドにJUNAっていう子がいなかった?
小笠原:JUNA君がいた時代ッスね。
 Mana :だよね。「何!? あの美形のギタリストは!」って思ったのを覚えてるよ。
小笠原:カッコイイッスね。男前の。
 Mana :そう。すごいイケメンだったのを覚えてる。
小笠原:JUNA君は僕の地元の高校の同級生で、だからKamiとも同級生なんです。あの時がバンドとして会った最後っていう感じですね。
 Mana :ずいぶんご無沙汰だね。
小笠原:Manaちゃんとは一緒にバンドをやってた時もありますよね。

 
 
Mana :やってたね。まず説明すると、私が大阪から東京に上京してきて右も左も分からないときに、Köziが働いてたカラオケパブにたまたま私もバイトで入って。Közi経由で摩天楼っていうバンドからのお誘いが来て、当時は東京のバンド事情もよく分からないままフラフラっとお手伝いする、という形になったんだよね。しかも、おがけんとKöziがギターだから必然的に残ってたのはベースで、じゃあ私はベースやりますかって。
小笠原:もともとKöziと僕がすごく仲がよくって、お互い当時から一応それぞれバンドはやってたんですけど、そんなに活発にやってるっていうほどでもなく。で、そろそろ真剣に音楽をやろうよっていうのでKöziと一緒にやり出そうってなって、でKöziがManaちゃんを連れてきたみたいな感じかな。でも僕はそれ以前からManaちゃんの存在は雑誌とかでちょっと知っていたんです。
 Mana :へぇ。
小笠原:ちょこちょこ雑誌に載ってたじゃないですか。

 Mana :大阪時代、『ロッキンf』とかでしょ?
小笠原:そうそう。
 Mana :そうか……。KAIEちゃんとおがけんのバンドなのかと思ってた。
小笠原:いやいや、最初はKöziだったんだよね。KAIEちゃんのことは最初僕は全然知らなくって、たまたま当時エクスタシーの関係者からのからみでKAIEちゃんを紹介されてボーカルになったので、先はKöziッスね。あとはTetsuとか。あとは坪ちゃんとか。あのへんッスね。
 Mana :そうだったんだ。JUNっていたよね、ドラムの。
小笠原:はいはい!
 Mana :あの人はどこから来たんだろう。
小笠原:まったくわかんないッス(笑)
 Mana :えぇ!
小笠原:おそらくKAIEちゃんあたりが連れてきたんだと思う。当時からぜんぜん彼の素性を知らなかったので。もちろん一緒にバンドはやってるんですけど、どこに住んでるとかはぜんぜんわからなくて、その後も何をやっているのかぜんぜんわからないし、よく知らない人、という感じですね。
 Mana :そうなのか。Köziは摩天楼の前にBeyond The Reinsight っていうバンドをやってたでしょ? その頃っておがけんは何をやってたの?
小笠原:そのころは…パンクバンドとかハードコアバンドとかやってたッス。
 Mana :え!? マジで!? ハードコア系なんだ!
小笠原:エクスプロージョンとかで、Jurassic Jadeとかと対バンしてたッス。
 Mana :マジで!?
小笠原:ぜんぜん化粧とかしてなくて、リベンジってバンドだったんッスけど『DOLL』とか載ってたバンドッス。
 Mana :へぇ!
小笠原:ハードコアとヴィジュアル系ってなにげに仲良かったのでKöziとはすごく仲良くて。Köziのところのメンバーと僕がやってたバンドのメンバーが原宿の竹下通りでバイトしてて仲良かったんですよ。そのつながりで知り合ったみたいな。僕の系統はどっちかというと当時はハードコア系だったんだけど、メタルコアとか。
 Mana :なるほど。今ね、点と点が結びついたよ。Köziとおがけんと摩天楼をやるってなった時に、曲を聴かせてもらったんだけど、おがけんのギターがやたらザクザクしてたんだよ。
小笠原:あはははは!
 Mana :あっれ?! なんかメタルだぞ!って思ったんだよ。
小笠原:メタリカとか好きでしたからね。あの当時、ヴィジュアル系も聴いてはいたんスけど、やってた音楽はもう完全にMetallica(メタリカ)とかTESTAMENT(テスタメント)とかそっち系でしたね。
 Mana :なるほどね。Köziはどっちかと言うとコード系でしょ。
小笠原:そうですね。
 Mana :でおがけんはザクザクだったから「あれ? この二人ってどういうジャンルなんだろう」っていうナゾが(微笑)
 
小笠原健一
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今まで表に出てこなかった貴重なエピソードが続々!
後半のトピックは…
■小笠原健一からのMana様への苦情
■Mana様、整形はしないんですか?
■カツヲは今。
■Mana様ファミレスでストレスを感じる…
この続きはサロン会員専用ページにて公開!
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